猿沢池こどものころから、この周囲が360メートル、ゆっくり一周りしても10分足らずの猿沢池には、何かと思い出があります。 今は、見に行くことが無くなりましたが、12月に開催される、春日大社の若宮御祭りが開催される日は、文化・歴史を学ぶことから、小学校が午前中で終了し、時代行列を見に行くことになっています。 真面目でない私は、寒いとき(その日、昔は雪がよく降りました)なので、行列が終わるころから、猿沢池の周りに出ている露店を楽しみに出かけ、友達と遊んだことが懐かしいです。 また夏は、十数年前に終わってしましましたが、盆踊りが開催されていました。 江州音頭のリズムに乗って、猿沢池を一周する盆踊り。 昔は、夏の風物詩でしたね。 猿沢池と言えば亀の甲羅干しでした。 “クサガメ”や“イシガメ”といった日本の亀が、池の所々にある、浮き木や石柱の上で、重なり合って、甲羅干しをしている姿をこどもの頃、よく見かけました。 今は、外来種の“ミシシッピアカミミガメ”が、多く見られます。 可愛いミドリガメ(ミシシッピアカミミガメのこども)を飼い、大きくなったミシシッピアカミミガメを猿沢池に棄てる方がいて、一気に繁殖したようです。 行政の取り組みもあり、今は、少しずつ、元の姿に近づいているようですが・・・ 猿沢池は、「奈良八景」のひとつであり、水面に映る、興福寺五重塔や木々、池の周囲の柳が、とてもきれいです。 今年、猿沢池の畔にスターバックスコーヒーがオープンし、コーヒーを楽しみながら、多くの方々が、景色を楽しんでいます。 |